- 詳細公演情報(ここを押してください)
- https://nakayubi.wordpress.com/2023/01/09/nakayubi-14
『文化なき国から―喜劇一幕』は、文化・芸術に理解がない、教養がない家庭を見下すという、劇場に通うような類の人間の多くが持つ差別意識を劇化した作品です。
文化・芸術の重要性が理解されないことを憂う前に、生きていくなかで文化・芸術に縁がなかった人々への理解がないという、文化・芸術に携わるインテリ達の根本的な問題を提起します。
<あらすじ>
2020年8月4日。某府知事による、うそのような本当の話があった頃。大阪北摂地域に暮らす松木家の息子・一郎が、自身の結婚相手を紹介することになっている。母の吉美は電話で友人と話すことで気を紛らわし、父の徹はいつもより早く仕事から帰ってくる。
東京出身の百合は一郎とバイト先で出会い、私大卒の一郎よりも「偏差値が高い」関西の国公立大学を出ている「ええとこの子」で、現在文学研究科の大学院生。家族はこの日をきっかけに絆を深めていくが、翌朝百合の口から恐るべき発言が――
■公演日程
2023年
3月10日(金)14:00〜、19:00〜
3月11日(土)13:00〜、18:00〜
3月12日(日)13:00〜
※受付開始・開場は開演の30分前
■会場
THEATRE E9 KYOTO
京都府京都市南区東九条南河原町9-1
パフォーマーの紹介
劇団なかゆび
同志社大学の学生劇団・第三劇場の神田真直を中心に2014年結成。京都学生演劇祭2016審査員特別賞、第二回全国学生演劇祭審査員賞を受賞のほか、第二回大韓民国演劇祭in大邱での招聘公演の経験を持つ。エクリチュールの独裁体制に対するレジスタンスとして上演を敢行し、存在を了解することを観客に要請する。古典戯曲から創作戯曲まで幅広く取り扱いつつ『問いの同時代性』を主眼に上演に取り組む。