コロナからの復興企画~関西演劇を広める、広げる

関西えんげき大賞

関西発の公演 空の驛舎第28回公演「雨の壜(アメノビン)」 VIEW:230 UPDATE 2023.01.25

今より少し先のお話。とある地方の病院。一階のロビー。平日はかなりの人の往来があるが、休日はほとんど人のいない場所である。落ち着いた色彩の壁と床。椅子が数脚ずつ、平行に並んでいる。正面はガラス張りである。冬の朝、夜勤明けの看護師が外を見ている。パジャマ姿の老人も外を見ている。

「非日常」が、何回も重なると、それはやがて「日常」になる。

中村ケンシの新作は、前作の「コクゴのジカン」に引き続き、コロナ禍のその先を描くシリーズです。
今回は「病院」。非日常が日常になった世界を描き、「人が生きていく」ことを確かに浮かびあがらせたいと思います。

■作・演出
中村ケンシ

■公演日
2023年2月
17日(金)19:30
18日(土)11:00〜、15:00〜、19:00〜
19日(日)11:00〜、15:00

■会場
布施PEベース
大阪府東大阪市長堂 3-4-9 ハヤマビル
http://fusepebase.com/company.html

■料金
前売…3000 円
当日…3300 円
ユース(22 歳以下)…2000 円
高校生以下…1000 円

■CAST
石塚博章 河本久和 柴垣啓介 佐藤あい 速水佳苗
安部洋花 北村守(スクエア) 咲空さつき(本若) maa

空の驛舎 劇団HP https://sora-no-eki.jimdofree.com/next/
ご予約 https://www.quartet-online.net/ticket/soranoeki28?m=0vefchi

パフォーマーの紹介

空の驛舎(そらのえき)

2003年、劇作家・中村ケンシを中心に結成。リアルに生きる市井の人々にスポットを当て、「個」を描きながら社会を照射する劇世界を会話劇で構築。生き難い世の中に相対し、絶望せず、人の繋がりを問い直し、「生きていく」ための思想を模索。
最近では「現代のアジール(避難場所)」を提案。つまり「休もう」というメッセージを発信している。癒しを求め巨木の下に引き寄せられる人々を描いた「かえりみちの木」では、伊丹、名古屋、二都市公演を行い、大きな反響を呼び、上演後、新聞・演劇雑誌に、劇評とインタビュー記事が取り上げられた。
本公演以外でも短編作品集のカフェ公演、一般参加者を募ってのワークショップ形式の合同稽古なども定期的に開催、新たな表現活動を探っている。