コロナからの復興企画~関西演劇を広める、広げる

関西えんげき大賞

関西発の公演 うさぎの喘ギ第11回公演『メメントモリを忘れるな』 VIEW:166 UPDATE 2025.04.08

女は頭痛が痛いといった。男は、日本語間違っているよといった。女は、それでも頭痛が痛いという。言い間違いをめぐる二人の不毛な議論は、意味の剰余を生み出し、空白を生み出し、空間を生み出し、遠い世界の戦争へとたどり着く。

うさぎの喘ギは、これまで、台詞の全文が同語反復で構成される『いみいみ』という作品を継続的に創作・上演しており、昨年は名古屋のメニコンシアターAoiから招聘を受け、芸術監督トークシリーズの一作品として上演を行い、高い評価を得た。このように、言語表現から着想を受けたユニークな作品で他地域からも注目を集める大阪発若手カンパニーであるうさぎの喘ギによる、およそ2年ぶりの書き下ろし完全新作として、二重表現を取り上げた作品を発表する。

■公演日
2025年5月
16日(金)19:30〜
17日(土)13:00〜、17:00〜
18日(日)13:00〜、17:00〜
19日(月)13:00〜

■会場
イロリムラ・プチホール
(大阪市北区中崎1丁目4番15号)