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ウイングフィールドのスタッフに聞く「WINGCUP」が目指すもの UPDATE 2023.10.26
にぎやかな繁華街のビルの6階に、小劇場「ウイングフィールド」(大阪市中央区東心斎橋)はある。1992年の開設以来、100席に満たないこの空間は、小劇場演劇の拠点として関西の演劇ファンに親しまれてきた。...
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空晴の岡部尚子が新作を語る。 UPDATE 2023.08.16
劇場に行く楽しみの一つに「気分が変わる」ということがある。仕事上の難題に遭遇した時、あるいは人間関係に行き詰まった時、一人で悩んでいると、どんどん煮詰まっていくものだが、気分を変え、別の角度から状況を...
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兵庫県立ピッコロ劇団の演出家・眞山直則と劇団部長・田窪哲旨が語る演劇のキャパシティ UPDATE 2023.06.29
1994年、全国初の県立劇団として旗揚げした兵庫県立ピッコロ劇団。兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアターの付属劇団だ。民間の劇団がほとんどの日本において、その存在は貴重である。作品創作のほか、独自...
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小さくてもいい、力のある演劇を――岡本康子、中川浩三が「BOH to Z Produce」に込めた思い UPDATE 2023.05.22
2人芝居「続・背くらべ~親ガチャ編」が第1回関西えんげき大賞(2022年)の優秀作品賞に輝いた。父と娘の葛藤を描いて感動を呼んだこの舞台は、一つの劇団が作ったものではなく、演劇プロデューサーの岡本康子...
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注目の劇作家・コトリ会議の山本正典。人間のささやかな営みを繊細に描く、「和」の熱量 UPDATE 2022.10.25
全く新しい文体で、関西演劇界に新風を巻き起こす、最も熱い注目を集める演劇アーティストの一人、山本正典(40歳)。兵庫県を拠点とする劇団、コトリ会議の劇作家・演出家・俳優である。12月2日から、兵庫県伊...
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南河内万歳一座・内藤裕敬「新作公演『漂流記』は、さまよえる人生で、しがみつくものを探す物語」 UPDATE 2022.10.25
南河内万歳一座の『漂流記』が11月1日(火)から大阪・一心寺シアター倶楽で開幕する。1年ぶりの新作だ。想像を絶する自然災害や疫病の蔓延、戦争、重大な社会問題など、思いも寄らない出来事で一瞬にして「安定...
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劇団未来が、創立60周年記念公演でカナダの名作戯曲に挑む。継承する劇団の信念を、しまよしみちが語る。 UPDATE 2022.09.27
劇団未来が創立60周年を迎えた。創立以来劇団代表を務めた森本景文が2018年に急逝した後、演出を一手に引き受けるしまよしみち(45歳)。人望の厚い、巨星急逝のショックを、劇団員とともに乗り越え、森本の...
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現代社会の問題とリンクする、劇団五期会の『ハムレット奇譚』。井之上淳が、大胆なシェイクスピア解釈を語る。 UPDATE 2022.09.09
劇団五期会が、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』をベースにした『ハムレット奇譚』を上演する(9月30日~10月2日、大阪市のABCホールにて。シェイクスピア原作、イシワキキヨシ翻案・脚色、井之上淳演出...
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“あきらめない、夏”2022 大阪女優の会副代表・金子順子が語る、今、伝えたい言葉。非戦への願い。 UPDATE 2022.07.25
圧倒的な演技力。関西が誇る俳優の一人、金子順子(コズミックシアター主宰)。新劇出身だが、小劇場の若手・中堅アーティストとも幅広く積極的に交流し、2018年には空の驛舎の『かえりみちの木』(中村ケンシ作...
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アイホール・ディレクター最後の仕事、次世代応援企画『break a leg』。岩崎正裕は今、何を思う。そして、これから。 UPDATE 2022.05.20
昨年、関西演劇界に走った激震。伊丹市立演劇ホール、愛称・アイホールの劇場閉鎖問題。1988年開館以来、民間プロデューサーを登用し、その後、劇団𝄌太陽族の岩崎正裕をディレクターに、数々の自主企画で関西演...