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近づく「夕暮れ」を感じつつ働き続けるということ UPDATE 2024.08.20
劇作家・演出家の高橋恵が主宰する大阪の劇団「虚空旅団」が、9月、代表作の一つ『ゆうまぐれ、龍のひげ』を再演する(高橋作・演出)。目を奪われるような大事件が起きる舞台ではない。バブル経済崩壊後の「失われ...
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A級MissingLinkの土橋淳志、地下世界を描く新作に込めた思い UPDATE 2024.07.29
2000年、近畿大学生が在学中に旗揚げしたA級MissingLinkで、結成以来、作・演出を務める土橋淳志。2011年には仙台を活動拠点にする劇団三角フラスコと東日本大震災をテーマに合同公演を実施。そ...
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劇団壱劇屋の大熊隆太郎、観客参加のオールスタンディング演劇の見どころを語る UPDATE 2024.05.17
「劇場に来るって、めっちゃ楽しいこと!と、感じてほしい」と語るのは、劇団壱劇屋代表の大熊隆太郎。6月14日から兵庫県伊丹市のアイホールで上演される新作『LOVE TOURNAMENT』(大熊隆太郎脚本...
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ウイングフィールドのスタッフに聞く「WINGCUP」が目指すもの UPDATE 2023.10.26
にぎやかな繁華街のビルの6階に、小劇場「ウイングフィールド」(大阪市中央区東心斎橋)はある。1992年の開設以来、100席に満たないこの空間は、小劇場演劇の拠点として関西の演劇ファンに親しまれてきた。...
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空晴の岡部尚子が新作を語る。 UPDATE 2023.08.16
劇場に行く楽しみの一つに「気分が変わる」ということがある。仕事上の難題に遭遇した時、あるいは人間関係に行き詰まった時、一人で悩んでいると、どんどん煮詰まっていくものだが、気分を変え、別の角度から状況を...
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兵庫県立ピッコロ劇団の演出家・眞山直則と劇団部長・田窪哲旨が語る演劇のキャパシティ UPDATE 2023.06.29
1994年、全国初の県立劇団として旗揚げした兵庫県立ピッコロ劇団。兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアターの付属劇団だ。民間の劇団がほとんどの日本において、その存在は貴重である。作品創作のほか、独自...
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小さくてもいい、力のある演劇を――岡本康子、中川浩三が「BOH to Z Produce」に込めた思い UPDATE 2023.05.22
2人芝居「続・背くらべ~親ガチャ編」が第1回関西えんげき大賞(2022年)の優秀作品賞に輝いた。父と娘の葛藤を描いて感動を呼んだこの舞台は、一つの劇団が作ったものではなく、演劇プロデューサーの岡本康子...
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注目の劇作家・コトリ会議の山本正典。人間のささやかな営みを繊細に描く、「和」の熱量 UPDATE 2022.10.25
全く新しい文体で、関西演劇界に新風を巻き起こす、最も熱い注目を集める演劇アーティストの一人、山本正典(40歳)。兵庫県を拠点とする劇団、コトリ会議の劇作家・演出家・俳優である。12月2日から、兵庫県伊...
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南河内万歳一座・内藤裕敬「新作公演『漂流記』は、さまよえる人生で、しがみつくものを探す物語」 UPDATE 2022.10.25
南河内万歳一座の『漂流記』が11月1日(火)から大阪・一心寺シアター倶楽で開幕する。1年ぶりの新作だ。想像を絶する自然災害や疫病の蔓延、戦争、重大な社会問題など、思いも寄らない出来事で一瞬にして「安定...
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劇団未来が、創立60周年記念公演でカナダの名作戯曲に挑む。継承する劇団の信念を、しまよしみちが語る。 UPDATE 2022.09.27
劇団未来が創立60周年を迎えた。創立以来劇団代表を務めた森本景文が2018年に急逝した後、演出を一手に引き受けるしまよしみち(45歳)。人望の厚い、巨星急逝のショックを、劇団員とともに乗り越え、森本の...