コロナからの復興企画~関西演劇を広める、広げる

関西えんげき大賞

関西発の公演 劇団大阪新撰組『砂時計書房、開店2周年』 VIEW:413 UPDATE 2025.10.23

■あらすじ
商店街に開店して2年を迎える古書店「砂時計書房」。まだまだ集客に苦労し、カフェに間違われ、2周年イベントを企画するが予算も人手も足りません。どうしましょうね。
でも本好きのお客さんたちは少しずつ集まってきます。イベント会社のスタッフだけでなく、店の2階で劇の稽古に励む劇団員たち、店主に講師の仕事を頼みたいカルチャーセンターの役員、アルバイトの留学生らも巻き込み、2周年イベントと店の存続をめぐる店主の苦闘は続きます。

書店の減少という社会問題を背景に、古書店を舞台にした群像劇です。
多様な客演陣を迎え、さまざまな人間模様、言葉や書籍をめぐる人々の思いを浮き彫りにしていきます。本好きの人にも、言葉やその正確さを保つ「校正」に興味のある人にも、楽しめる作品となっています。

■作
伊地知 克介

■演出
栖 参蔵

■出演者
南田 吉信、阿 矢、古川 智子
野口 知紗、中村 渓士、瀧口 芽里
中村 大介(空の驛舎/たしかなてざわり))、森山 瑛美子(好きこそMonono.Q)
ゼット・ザ・メタボ(ステージタイガー)、髙木 結羽 (劇団Karry)

■作家プロフィール
1966年大阪生まれ。40代で本格的に劇作を始めた。フリーで活動し、兵庫県立ピッコロ劇団、劇団大阪などで作品が上演されている。「運転中」「カヌー・ラジオ」「月と首長竜」「光と虫」でOMS戯曲賞候補、「アマゾン川委員会」でAAF戯曲賞候補、「とろっか、とろっか」で日本の劇戯曲賞候補。2022年、「光と虫」で第2回西の風戯曲賞を受賞。他の長編作品に「アトリエ・ジャマイカ」「世界中アイスランド」「米屋は無事か」「ハンドルとコンドル」「バックネット委員会」、短編作品に「いなびかり」「カフェ・メキシコシティ」などがある。

■公演日
2025年12月
12日(金)20:00〜
13日(土)15:00〜、19:00〜
14日(日)12:00〜、16:00〜

■会場
アトリエS-pace
(大阪市城東区成育2丁目5-4)

パフォーマーの紹介

劇団大阪新撰組

我々、劇団大阪新撰組は1986年に結成し今年で結成39年になります。常に「劇団」という体制にこだわり、今日までお芝居を上演し続けてきました。また、関西在中の劇団としては数少ない「アトリエ(スタジオガリバー)」を大阪、天王寺区に構え、「一人の才能に頼ることなく劇団員各々が責任を持って協力し合い自分自身の芝居を表現していく」事を目指し劇作活動をおこなっております。