コロナからの復興企画~関西演劇を広める、広げる

関西えんげき大賞

呼びかけ人紹介 広瀬依子

広瀬依子

追手門学院大学講師

1989年、総合芸能雑誌『上方芸能』編集部入社。古典芸能から現代劇まで、関西の舞台芸能と関西文化について取材、論評等を行う。編集次長を経て、2008年~2016年の同誌終刊まで編集長をつとめる。2018年より現職。共著に『上方芸能事典』。

広瀬依子

広瀬依子の執筆記事

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    関西弁で演じる古代ギリシャ悲劇 近年、ギリシャ悲劇に力を注いでいる清流劇場。昨年は『エレクトラ』を原作とした『台所のエレクトラ』を上演した(2023年10月14日、大阪市の一心寺シアター倶楽で所見、エウリピデス原作、田中孝弥上演台本・演出、丹下和彦原作翻訳・補綴・ドラマトゥルク)。ここ数年の清流劇場のギリシャ劇は、大阪ことばで演じられている。関西では10年ほど前から、セリフを関西弁で書き、演じる...

  • ポプコーンの降る街 UPDATE 2022.07.05

    「伝統」が息づく 劇団師子座として旗揚げし、現在名に表記を変更した後も、コンスタントに活動を続けている劇団しし座。本公演に加えて、毎年のように若手を中心としたスタジオ公演を行っており、今年は『ポプコーンの降る街』を上演した(6月11日、大阪市西成区のヌーヴォー・スタシオンで所見、作・み群杏子、演出・梅谷浩晃)。現代演劇は継承とはあまり縁がないと思われがちだ。しかし、先達から後輩へ、技と心が綿々と...

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