コロナからの復興企画~関西演劇を広める、広げる

関西えんげき大賞

関西発の公演 遊劇体#68〈遊劇体×泉鏡花オリジナル戯曲全作品上演シリーズ12〉『稽古扇』 VIEW:102 UPDATE 2026.05.07

踊りの若師匠である美女お藤は、母の大病による借金のカタに、明日は芸者の身。髪結の女伊達お綱は、お藤と恋人信夫との今宵の逢瀬の手はずを調えるのだが・・・。

遊劇体が新作戯曲の上演とともに活動の柱とするもう一方、泉鏡花オリジナル戯曲全作品上演シリーズ、『深沙大王』に次ぐ5年ぶりの第13作目(2本立て上演を含むため、第12回目の公演となる)。

『稽古扇』は鏡花3作目の戯曲であり、明治45年(1912年)、明治座での新派による公演のために書下ろされた。戯曲は公演初日に向けて「中央新聞」朝刊に連載され、新派・松竹・新聞社共同で大宣伝を打っての上演となった。
「お化けの出ない幻想劇」とも称され、ドラマを主導する奇怪な情念に満ちた愛情と執着は、世界を異形の空間へと変容させる。

これまでと同じくオリジナル戯曲に忠実に、改変を加えずに上演します。アングラ演劇~小劇場演劇を体現してきた集団としての独自性を活かした斬新な演出により、泉鏡花の揺るぎないテーマでもある〈美〉と〈芸術〉への賛美を舞台上に昇華させたい
と思います。怒涛の展開、ご期待ください。

■公演日
2026年6月
26日(金)18:45〜
27日(土)13:00〜、18:00〜
28日(日)13:00〜、18:00〜
29日(月)14:00〜

■会場
THEATRE E9 KYOTO
(京都市南区東九条南河原町9-1)

パフォーマーの紹介

遊劇体

1983年結成。翌年初夏、仮設テント劇場での野外劇にて旗揚げ。以降2002年春まで京大西部講堂を拠点として活動。2001年『闇光る』の上演をきっかけに、シンプルな空間と様式化された演技による、〈演劇であること〉に開き直った表現で再スタートを切る。また、近代の作家・泉鏡花の全戯曲上演に取り組む。